ヤマハがあのベーゼンドルファーを買収するという話を聞く。
ベーゼンドルファーのピアノといえば、思い浮かぶのがこのアルバムである。
チックコリアが80年代後半に結成したエレクトリックバンドは、MIDI制御によるデジタルシンセやサンプラー、シーケンサーによる打ち込みなど、その名の通り電子楽器を中心とした、当時の最先端の音を聞かせるというコンセプトであった。ジャンルこそ違うが、日本で言えばTMネットワークみたいな事を、同じ頃にやっていたのである。
これはその三枚目のアルバムにあたるが、今までのデジタルっぽいトンがった音は影を潜め、アコースティックピアノを中心とした演奏に急転換する。飽き性な彼の事、なんだ電子楽器に飽きちゃったのかと思ったが、それは違うのであった。
なんと名器と呼ばれるベーゼンドルファーに、MIDI制御ユニットを魔改造?して取り付け、生ピアノを弾きながらシンセと同期を取ると言う、ややこしい演奏をやってのけたのである。しかし結果は決して無意味ではなく、ベーゼンドルファーの美しい響きを殺さぬ様に、無機質なシンセの音が上手く調和した素晴らしい音が聞けるのだ。
【“チックとヤマハとベーゼンドルファー”の続きを読む】
2007.11.27
| Comments(0) | Trackback(0) | フュージョン
長くて暑かった今年の夏も、もうじき終わりか?
西日がガンガン照りつけるというハードな環境の我が部屋は、夏場の室温は夜になっても30度をわずかに下回る程度。それなのに昨晩は25度まで下がった。
こんな季節に聞くと、ジーンとくるのが松岡直也。有名どころだと「9月の風」なんて代表作があるが、夏の終わりにピッタリな曲が他にもある。
今日は久しぶりに「日曜島へ」を聞いてみた。
1987年発売。当時の世相に相乗したかの様なリゾートミュージック路線の作品。
このアルバム、正直いうとあまり好きではない。これが発売された当時のあの浮かれた時代も大嫌いだが、それだけではない。この頃の
松岡直也は「ハートカクテル」のサントラが大当たりし、そちらに力が入っていたかの様で、オリジナルアルバムは粗悪乱造とまではいかないが、雑っぽさを感じる作品が多いからだ。これもそれに当たる。
まず飛行機のエンジン音と波音のSEで始まる、このアルバム。その録音はすごく良く臨場感もたっぷりで、リゾート気分を最高に駆り立ててくれる。しかしその後の曲の出来をみると、そういう演出も、なんだか間に合わせ的に感じてしまう。
しかしそれを乗り越え、後半になるといい曲ばかりだ。「CALYPSO HURRICANE」は夏が終わる慌しさを、「NOCTILUCA」は煌びやかさの中に切なさを感じる、どれも良い曲だ。
【“日曜島へ 松岡直也”の続きを読む】
2007.09.24
| Comments(2) | Trackback(0) | フュージョン
デビュー25周年記念第二弾のライブアルバム。
2枚組のうち1枚目にはAURA時代の曲が3曲も収録されている。これはめずらしい。
曲目は20周年記念ライブアルバムの20thの方が好きな曲が揃ってるが、演奏はこっちの方がいい。20thの頃は中だるみだったと思う。
スクエアとの合同ライブ後、四人の演奏はいい感じでまとまっていたのに現在活動休止とは残念。
そういえば、あの発表から早一年が経とうとしているんだね・・・
2007.02.24
| Comments(2) | Trackback(0) | フュージョン
休止一年前に発売された、このアルバム。
カシオペアのアルバムはほぼ全作持っているが、コレだけは発売後のライブツアーで「名古屋飛ばし」を食らったものだから買い控えていた。しかし最近買って聞いてみたら、結構いいのだ。なんであの時、名古屋を飛ばしたんだよ〜と今思うと叫びたくなる。
このアルバムの特色と言えば、なんといっても1曲目のUNIVERSE。25周年記念作という事で、25という数字に拘った8部構成の組曲で、長さも25分という大作。その世界観は妙な穴倉にどんどんのめり込んでしまうようであるが、これだけの長さなのに無駄がなく、その構成といい濃密感といい素晴らしい曲である。
ちなみに自らのiTunesの再生回数を参照してみるとなんと、この曲だけで45回も聞いている。手に入れて18時間、UNIVERSだけを聞いてる計算になる。笑っちゃうほど好きなのだ。
しかしリーダーはこの曲を作って力尽きてしまったらしい。残りは他メンバーの曲(野呂1曲、向谷2曲、鳴瀬3曲、神保1曲)がほどんとで一見消化試合的な構成だが、そのどれもがUNIVERSに負けず劣らずの出来である。と言う訳で、最後まですんなり聞けてしまう凄いアルバムなのだ。
2007.02.18
| Comments(0) | Trackback(0) | フュージョン
日本GPのチケットが取れなかったからって、冒頭にネチネチとF1ネタを書き込み続けたりするが、今年の国歌斉唱はT-SQUAREの伊東たけしがするそうな。鈴鹿最後の年にようやく真打登場というトコか。
T-SQUAREというバンドは偉大なもので、メンバーチェンジを幾度と行っても人気を保ち続けた。リーダーの安藤まさひろが凄いのかというと、それだけでもないだろう。ライバルである某バンドと比べて、ファンの頭が柔らかかったというのも、幾度と人を切ったリーダーはファンに感謝しなければなりませんぜ!
しかし伊東たけしが脱退を決めた時は(また出戻るのであるが)、今度はすんなり行かないとファンの誰もが思ったもの。伊東は安藤以上にT-SQUAREの顔であった。しかし結果的に今までT-SQUAREを吹奏楽とか、小馬鹿にしていた人達まで巻き込んだのが、伊東の代わりに加入した本田雅人だ。
その頃のT-SQUAREはメンバーが一新され若手ばかりであった。その本田、則竹、須藤、といったメンバーは皆ライバルのカシオペアに憧れ、この世界に入った人ばかり。ちょっと路線の違うT-SQUAREへ窮屈そうに身を置いていたメンバーは、加入したばかりの本田雅人と意気投合しT-SQUAREをカシオペア化してしまうのだ。
そのテク優先路線もリーダーの勘に障ったか?、後に本田雅人は脱退し後のメンバーも後を追う事に・・・
このアルバムはその「本田雅人とスクエア・リストラ組軍団」の演奏ってトコだろうか。ファンには怒られそうだけど。
しかし本家が先立って出したアルバムより、コッチの方が断然良い。あっちはタイトルからして迷路をさ迷い、聞いていてもなぜか憂鬱な気持ちになるのに対し、こっちは聞いていて潔く気持ちが良い。フュージョンはこうでなくっちゃ。
本田雅人が奏でるサックスは、相変わらず軽やかでスピード感があり引き込まれてしまう。それに松本圭司のキーボードがピッタリあっている。スクエアにたった一年しか居られなかった彼であるが、ここでは水を得た魚か。
2006.10.05
| Comments(0) | Trackback(0) | フュージョン
« | HOME |
»
ホームページ
アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ