大都会25時
このドラマ、当時から「ジャングル」に似てるなぁと思ってはいたが、ウィキペディアを見直してみたら、既にそんな事が書き加えられていた。日本テレビとテレビ朝日、新しいスタイルの刑事ドラマに、同じ時期に挑んだわけである。
どちらも警察内での対立構造を描いて、目新しさを出しているのが特徴。ジャングルでは年功序列によるものであったが、コッチは二つのチームを競わせる形である。リアルさはジャングルの方が上だが、後の警察ドラマで良く描かれる対立構造は大都会25時の方が近いのかもしれない。
しかも初回には石橋蓮司がどちらにも出てくるのもご愛嬌か。ジャングルでは恋人をバラバラに切り刻む冷酷な殺人犯だったが、こちらはなんだか井上陽水を髣髴とさせる何だか抜けたコソ泥役である。現在でも刑事ドラマの悪役としては欠かせない人物であるが、なかなか面白い役者だと再確認。
結果はどちらもシングル続出で大失敗。局の威信をかけたジャングルは3クール踏ん張ったが、大都会25時は1クールで無難な刑事ドラマへと路線変更を余儀なきされる。
後番組もジャングルはあぶない刑事の第二シーズン、大都会25時はそれをパクったと良く言われるベイシティコップと、同じ様な道を歩んでいる。
現在では日テレは刑事ドラマ枠をやめてしまったが、テレ朝の方は大都会25時の放送から20年守り切った。メインスポンサーが大リストラを敢行した際には存亡の危機があったらしいが、そのお陰で相棒という大ヒット作が生まれた。この勝負、今考えれば大都会25時の方が勝ったと言えるだろうか。
2008.05.13 | Comments(0) | Trackback(0) | 刑事ドラマ

