日曜島へ 松岡直也
長くて暑かった今年の夏も、もうじき終わりか?
西日がガンガン照りつけるというハードな環境の我が部屋は、夏場の室温は夜になっても30度をわずかに下回る程度。それなのに昨晩は25度まで下がった。
こんな季節に聞くと、ジーンとくるのが松岡直也。有名どころだと「9月の風」なんて代表作があるが、夏の終わりにピッタリな曲が他にもある。
![]() | 日曜島へ (2007/04/05) 松岡直也 商品詳細を見る |
今日は久しぶりに「日曜島へ」を聞いてみた。
1987年発売。当時の世相に相乗したかの様なリゾートミュージック路線の作品。
このアルバム、正直いうとあまり好きではない。これが発売された当時のあの浮かれた時代も大嫌いだが、それだけではない。この頃の松岡直也は「ハートカクテル」のサントラが大当たりし、そちらに力が入っていたかの様で、オリジナルアルバムは粗悪乱造とまではいかないが、雑っぽさを感じる作品が多いからだ。これもそれに当たる。
まず飛行機のエンジン音と波音のSEで始まる、このアルバム。その録音はすごく良く臨場感もたっぷりで、リゾート気分を最高に駆り立ててくれる。しかしその後の曲の出来をみると、そういう演出も、なんだか間に合わせ的に感じてしまう。
しかしそれを乗り越え、後半になるといい曲ばかりだ。「CALYPSO HURRICANE」は夏が終わる慌しさを、「NOCTILUCA」は煌びやかさの中に切なさを感じる、どれも良い曲だ。
当時はレコードが出回っていた最後の時代で、レコードにはA面とかB面とか分かれていたもの(こんな事を語っていると、自分がオッサンになりつつあるのを感じてしまうが)、そのB面だけ聞けばいいのだ。
だが自分が持っているのはレコードではなく初期のCD盤で、1曲目のSEとイントロの間にインデックスが振ってある。今やわざわざインデックスを設定しているCDは少ないし、それを操作できるプレイヤーも少ないだろう。
松岡直也のアルバムは廃盤物が一時期高値で取引されていたが、今ではオリジナルレーベルで再発されていて、この作品までは簡単に手に入る。この後にも「JUNE JULY AUGUST」や「PASSIONATE PIANO シリーズ」などいい作品が多いのだけど、なかなか再発されないのは残念だ。
2007.09.24 | Comments(2) | Trackback(0) | フュージョン


