影の九州連絡線

牛丼マニアには有名な中野屋へ寄ろうと思ったが、閉まっていた。
仕方なく駅構内のうどん屋でじゃこ天うどんを食べる。ここも地域限定で有名なお店だ。ノブナガという名古屋のローカル番組で、ペナルティのワッキーが何度も訪れた場所だ。
でも、ここのじゃこ天は美味いが、うどんはイマイチ・・・

さぁ、移動を始めるか。本日最後の乗り継ぎである。

4743D@松山
[4743D]松山2055→八幡浜2242
キハ32×1

いわゆるレールバスである。
しかしこんなオンボロは三セク鉄道にも数少なくなった。元々丈夫な構造ではないので、10年ぐらいで使い捨てという車両なのに、ここでは大事に使われているというか、JR四国にはおカネがないんだね。

この列車は特急が走る内子線経由でなく、遠回りの予讃線を走る。駅の表示や車内のアナウンスには「長浜経由」とあるが、長浜というと滋賀の方を想像してしまい、余所者にはあまりピンとこない。
発車時には、長いロングシートが全て埋まるぐらいの乗客がいたのに、その長浜で自分を含めて二人となり、あとの一人も数駅先で降りてしまった。

4743Dの車内

もう列車の乗客は自分だけ。今まで色々なローカル線に乗ってきたが、たった一人というのは初めての経験。
心細くなって運転士の横に座ってみるが、運転士はたった一人の乗客の為に黙々と運転を続けている。コチラは正体不明、行先不明の不審者と思われそうな客なだけに、とても居辛い雰囲気だ。

窓から外を眺めても真っ暗で、更に心細くなってくる。海が見えるはずだが、何も見えない。ようやく伊予大洲でおじさんが一人乗り込んできたが、次の駅でさっさと降りてしまった。結局終点八幡浜で降りたのは自分ひとり。

八幡浜駅

駅員がたった一人だけの乗客を睨んでいるので、慌てて改札に向かう。駅のホームには「別府方面連絡」という看板がある。こんな所までやって来て、「実は連絡してませんでした」では泣けてくる。この看板を見ただけで安堵した。
もう駅は営業終了という雰囲気であるが、まだこの後二本ほど宇和島行きの特急があるのだ。

駅を出ると携帯を取り出した。真っ暗な上に初めての町なので、迷わない様にナビ機能の手を借りる。八幡浜フェリーターミナルを検索すると、ここから約2キロと表示された。

八幡浜の町はタクシーの数はやたらと多いが、あまり景気の良さそうな感じはしなかった。繁盛しているのはコンビニだけであったが、なぜか同郷のチェーン、サークルKであった。

携帯がピーと鳴り電源が落ちた。先ほどまで目盛りは二つ分あったのに、ナビ機能は電池を非常に食う様だ。でももう真っ直ぐ行けばいいのだ。しかし次第に街路灯がなくなり、行く先は真っ暗になっていく。

ゆっくり歩いていったので、港まで40分近くかかった。左手の真っ暗な中にフェリーターミナルというネオンが遠目に見える。ああ、まだあそこまで歩かないといけないのか。

八幡浜フェリーターミナル

ターミナルに入るが、臼杵行の窓口しか開いてないので待つ。自動発券機もあったが、この時間は使えない様だ。

30分前になっても放送が無いので、勝手に入船する。それから15分ぐらい経ってドカドカ他の乗客がやって来たので、どうやらフライングだったらしい。入船時に乗務員が怪訝な顔をしたのはそのせいか。

あかつき2

これから別府まで、2時間40分の船旅。

2007.04.07 | Comments(0) | Trackback(0) | 鉄道旅

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