ゆきぽんのおきらく雑記

堂々たる編成 

119系@東上


119系の4連。一日一本だけあり、しばらく527M(天竜峡にて2連×2に分割)の運用に就いていたが、三月のダイヤ改正で531Mへ変更に。

改正後は微妙に車両も変更され、ワンマン対応車ですべて組編されている様だ。
しかし数少ないワンマン対応車を用も無い豊橋口でこう贅沢に使ってしまうと、飯田口で足りなくならないだろうかと、ちょっと心配になったりする。
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春の空 

朝五時に目が覚めたので、パノラマ8連だけを撮影してきた。その前を走る1000系や5300系の8連には間に合わなかったが。

1200系@美合

これは構図を決める為にデジカメで適当に撮ったパノラマスーパー。コンデジだと上手くいくのに、一眼レフ+広角レンズだとこう上手くはいかない。

朝は清清しい青空が広がっていたのに、昼前からは晴だか曇だがハッキリしない天気になってしまった。これが春の空というものか。

帰路は、かいつまんで 

さて、帰ろう。行きはウダウダと色んな事を書き込んだので、帰路はかいつまんで(といいつつ、距離が距離なだけにかなり長くなってしまった)

熊本駅

ちょうどホームに到着した頃には、なは号が反対側ホームで出発を待っていた。それに乗れば、明日の朝には大阪に着いてるのにね。

[342M]熊本2032→大牟田2119
817系×2

たった二両のこの列車は銀水行きである。銀水とはどこぞやと時刻表を見ると大牟田の一つ向こうであった。

車両は817系。コイツもドーンデザインらしく、色々と見所のある電車。まず普通列車なのに、ヘッドレストに皮のクッションがついてたりする。もう運用されてかなり経つのに皮の匂いがして、柔らかくて気持ちがいい。しかし尻や背のクッションはちと不満。
あと窓下につけられた凹み、このお陰で横幅が広く感じられる。

車内はゴホン、ゴホンと咳声が絶え間ない。もちろん風邪気味の自分もである。九州人は皆風邪引きなんだろうかと思うほど。

2362M@二日市
[2362M]大牟田2126→南福岡2251
813系×6

九州に入って、1両とか2両の列車ばかりだったので、6両もあると頼もしい。
この813系のデザイナーは、先ほどの817系や熊本のLRTと同じくミトオカ大先生。でもこの頃は大人しく仕事をしていたんでしょうな、という内装。
南福岡駅で増結があり9両になるが、ここで一旦降りる。


飯田線の新城行き最終に間に合う様に熊本から乗り継ぐには、実は一日では足りない。
何処かで一泊を強いられるが、博多で泊まったとしても7時頃には出発しないと帰れない。だから今から泊まっても五時間眠れるかどうか。寝坊せずにいられるかは自信がない。


で、活用するのが南福岡の極楽湯。午前三時まで営業している上に、JR九州の経営なので駅から近い。ここで始発まで休憩しよう。

平日の深夜だけあって客はまばら。南福岡電車区へ入庫する電車がレールを軋ませる音を聞きながら、各種風呂、サウナをぐるぐると二周ぐらい周る。豊橋店の様に仮眠設備の類は全く無いので、風呂から出ると皆食堂で横になっていた。
蛍の光は意地悪く二時半頃から流れ始めるが、五分前まで居座る。が、上には上がいて、店員に叩き起こされても起きない客もいた。

120M@南福岡
[120M]南福岡439→小倉610
813系×9

この駅は始発が早いので、先ほどの様な無茶が出来る。かといって、駅が開くのは列車出発の20分前ぐらい。一時間ぐらい寒空の外で待たされる。
しかし駅には幸い24時間営業のスーパーがあるので、寂しくなったらそちらに逃げ込めばいい。あまり長居は出来ないが。

列車に乗り込むと、そのスーパーで買った「かしわ飯」のおにぎりを食らい、すぐ眠ってしまった。

5520M@小倉
[5520M]小倉627→下関642
415系×4

関門トンネルを見ようと一番前にかぶりついたが、幕を閉められてしまった。良く考えたら、トンネル内だから当たり前だね。

下関駅


下関駅は、なんとなく古臭い駅。
特にこの電光掲示板、幕式で最近では見ないタイプ。上段の先発列車の表示には照明が付き、下段の後発列車の表示はあるが照明は消えていて、古いがなかなか芸が細かい。後で1980年代の鉄道ジャーナルを見てみたら、基本的にその頃と同じ物みたいだ。

3524M@下関
[3524M]下関655→新山口807
115系550×2

115系550番台の車内

車内に入ってみて驚いたのは座席配置。窓間にはボックスシートが二組しかなく、シートピッチだけは新幹線のグリーン車並だ。これは逆に落ち着かない。

新山口に着くと、隣にはキハ40の山口線普通が止まっていた。4両もあるのに、びっしりに客が乗っている。
40分ほどあるので改札を出たが、駅名は立派になっても駅前には相変わらず何もない。つばめが駅の中に巣を作って、何匹か飛行訓練をしている。のぞみが停車する様な新幹線停車駅なのに、のどかだ。

3346M@新山口
[3346M]新山口846→尾道1243
115系×4

この辺りを走る普通列車はロングラン運用が多く、次に乗る3346Mも始発の新山口から終点の岡山まで5時間17分掛けて走る。まともに起きていたら気が遠くなりそうなので、寝る事に徹する。

10代の頃鉄道旅行といえば、車窓風景を一時でも見逃さないように、じっと見ていた。だから列車の中では実際の時間よりも長く感じた。景色がつまらないと、それはもっと長く感じ苦痛であった。
しかし最近は車窓をまともに見てない事が多い。その代わり四、五時間ぐらいあっという間に過ぎてゆく。

また途中下車を適度に入れて、気分転換をする事が上手くなったのかもしれない。昔はやたらと始発から終点まで乗り通す事に拘ったのだ。

尾道駅&尾道城

という事で、尾道で降りる。
行きは駅前から一キロほど続くアーケードを歩く。シャッターが閉まっている所も多いが、人の往来は多くて活気がある。そのアーケードが途切れると、目的地の朱華園があった。

朱華園のチャーシュー麺

朱華園は尾道ラーメンの有名店。お昼時なので長い行列が出来ていた。目の前にはロープウェイ乗り場があるので、立地も良いからでもあろう。
ラーメンはまぁまぁ美味しかったが、なんだか色んな意味でヌルさが感じられるのが気になった。

階段

帰りは国道沿いを歩く。山に無数張り付く家々と、そこへ通じる階段が良く見える。
坂と共にする生活は大変だろうと思う。実際高齢化などで、最近は移り住む住民が増えているらしい。自分の家もちょっとした山の上にあるので、平らな所に住みたいと良く思う。

尾道城

ほんの数時間だけ時間を潰すのには、勿体無い場所だと思いつつ後にする。

この良く目立つ城(モドキ)の横には、セイザンというホテルがある。そこからの展望は大変素晴らしいが、見ての通り最短距離で行こうとすると、安易にはたどり着けないらしい。尾道へ今度来た時は、泊まってみたいが、やっぱり駅前の「空室あります」ホテルにしてしまうかも。

352M@尾道
[352M]尾道1419→岡山1539
115系×4

車内は朝鮮語やら中国語やら聞こえてきて、なんだか異国にいるみたいだ。混んではいたが福山辺りで座れた。

1322M@岡山
[1322M]岡山1547→相生1650
115系×4

やはりこの区間は混む。本来の客である高校生に、18きっぷの客も大量にいるからタイヘン。高校生は吉永辺りでドッと降りるが、県境を挟んで上郡辺りで再びドッと乗る。昨日入学式を挙げたばかりの新入生が多いみたいで、電車の乗り方に慣れてない様子。次第に慣れるだろうが、悪いマナーを覚えないで欲しいもの。

[962M]相生1651→姫路1711
115系×4

なぜこんな短区間で乗り換えを強いられるのか。わざとなんだろうね。

ここまで来れば九割方進んだ様なものだ。実距離にすれば、まだ400キロはありそうだが、乗り換えは上手くいけばあと二回。

[3502M]姫路1712→大阪1813
223系×12

慌てて乗ったこの列車は草津行。どうせ草津で後続に乗り換えても、この辺は遠距離通勤客が多いから混んでいるだろう。
という事で、大阪で降りる。ギリギリな乗り継ぎとなってしまうが、19時30分の新快速に乗れば、なんとか家まで帰れる。

最後の寄り道は、梅田のヨドバシカメラ。ここのヘッドフォンコーナーは国内最大級の品揃えで、一見の価値があるという事を聞いていたので、慌しいが是非寄ってみたかった。

一番聞いてみたかったのは、ゼンハイザーのHD-25。思ったより小さく携帯も出来そう。視聴してみると、こちらは思ってた通りで男っぽい音であった。思わず欲しくなってしまったが、幸か不幸か品切れ入荷未定とあった。
他にも地元では聞けない様なヘッドホンを数種類聞いてみた。AKG K81はHD-25と同じ傾向の音で、予算が足りなければコチラでもいいかなと。あとはK26Pは携帯型としては良く出来てるなぁと思った。

[818T]大阪1908→高槻1928
223系×8

ちょうど入線していた、米原行快速に乗る。しかし高槻から普通になると聞き、慌てて飛び降りる。
時刻表で確認しようとするが、時刻表が無い。大阪まで乗っていた新快速に置いて来てしまったのである。中には熊本市内で撮影したSDカードも挟んであった。なんてこったい。

[3516M]高槻1932→野洲2012
223系×8

しかし後続の新快速は野洲行。時刻表が手元にないので、迷走を続ける。

3518M@米原
[3518M]野洲2027→米原2052
223系×8

ようやく米原まで行けそうだ。米原での最終接続は、21時頃だからなんとか間に合うだろう。

実は野洲到着時に隣へ止まっていた列車が、米原で乗り次ぐ予定の大垣行きであった。その列車の表示には「米原方面」とあり、大垣とは全く表示されてなかったのである。これに乗れば、無駄な乗換えが一回減ったのに。

244F@米原
[244F]米原2102→大垣2134
221系×4

階段を登り降りして、先ほど見送ってしまった大垣行に再び出会った。車内は立席の人はまだいないが、座席は全て埋まった状態で、こういうのが一番つまらない。
先頭まで行って、ようやく空いている席を見つけた。

2364F@大垣
[2364F]大垣2154→豊橋2316
313系×6

皆5分後に発車する区間快速の止まっているホームへと走るが、自分はいつも後続の快速を待つ。豊橋着は数分しか違わないし、なにより空いている。あちらは5000番台、こちらは0番台と車両はボロイけど。

113系

近鉄養老線ホームとの間には、引退した113系が留置されていた。なんだか恨めしさが感じられた。

567M@豊橋
[567M]豊橋2320→
313系×2

16回目にして最後の乗り継ぎ。
24時間を越すハードな旅もこれで終了。

駄々っ子熊電 

なんだか昨日から九州にいる感じがしない。
八幡浜からフェリーで別府に入るルートは、長年の間実行してみたいと思っていた。しかし実際やってみるとなんだか感動が薄かった。
やはり鉄道マニアには、鉄路で関門トンネルをくぐらないと九州に入ったという感慨が沸かないのだろう。

朝起きてみると、なんだか体がだるい。そして喉も痛い。おまけに腹の調子も悪い。朝ラッシュ時のみ走る元西鉄の連接車を見たかったが、そんな元気は無く、ホテルの一階にあるレストランで、朝食をとりながら市電の走る姿をぼんやり見ていた。

とりあえずチェックアウトし、昨日駅の観光案内所で買った一日市電乗車券で市電に乗ってみる。ちょうどレトロ調の101号がやって来た。浅く座ったら、いきなりシートが起き上がって前にのめって焦った。
熊本市交通局8800形


熊本駅前でほどんとの乗客が降りてしまった。終点の田崎橋とはどこぞやと思っていると、二つ先の停留所であった。
熊本市交通局1090形

向かって右手には鹿児島本線が見えるが、なにも無い所だ。その向こうでは新幹線の工事をしている。あと開通まで二年ほど掛かるそうな。

折り返して今度は一気に健軍町まで乗り通す。途中横目で見た熊本城の桜は葉桜になり掛けていた。

健軍町

市電の終点というと、大概寂しい感じがするもんだ。この健軍町も繁華街から市電で30分近くかかるから、そういう所を想像していた。
しかし予想に反して賑やかな街だ。熊本という街はなかなか面白い所だと思った。

ここから半日分ほど、画像はナシ。
帰路にこの辺を撮影した、メモリーカードを落としてしまったのだ。

帰りは上熊本行きに乗り込み、一通り熊本の市電を乗り通したが、なんだかつまらない。三系統もあって、距離も長く乗りごたえはあるが、車両も停留所もよく整備され過ぎて、ローカル色を余り感じない。

しかしこの上熊本で接続している熊本電鉄は、そんな思いを満たしてくれる、なかなかローカルな鉄道会社だ。

そもそも熊本に来た目的は、この鉄道会社が近々廃業すると聞いたからだ。熊本電鉄は熊本市に対し、市電との直通化、車両のLRT化、それに伴う改軌を要求、受け入れなければ廃止も辞さないという方針を打ち出した。
しかし傍から見ると、市にカネのかかる(三桁億だとか)物をねだっておいて、

「聞いてくれなきゃ、鉄道やめちゃうよ!」
「ほんとだよ!」
「いついつまでに聞いてくれなきゃ、やめちゃうよ!」
(そのいついつまでが来て)
「ねぇ、きいてるの」
「もう、やめるよ、ホントだよ」
「だから、アレかってよ~」
「ホントにやめるよ、ホントだよ~」

といいつつ鉄道を現在も走らせる、まるで聞き分けの無い子供の様な・・・ホントはもっと真面目なハナシなんだろうが、そう熊電の事を勝手に解釈して、そしてここまで来た。

ここの上熊本と北熊本の区間列車に使われる元東急の雨ガエルは、両運化されて反対側が扁平ガエルになっているものの、原型を非常に保っている。というか、雨ガエルを運行しているのは、今や熊本電鉄だけとなってしまった。

東急時代と同じ緑色の車体には沢山ヒビが入っている。また車内の広告は東急時代のものが残され、つり革には東急百貨店の広告が入ったままで、思わず脳内でタイムスリップしてしまいそうだ。そのつり革で高校生が器械体操もどきをやり始めたら、運ちゃんが怒り始めた。どうやら貴重なものらしい。
運転台の後ろには、「この車両にはどうやっても冷房がつけられません、ホントすんません、ガマンしてください(意訳)」と張り紙がしてある。熊本の夏はもの凄く暑いらしいから、謝らずにはいられないのだろう。

上熊本から北熊本への区間は、短いながらも色々な見所があったが、あっという間。終点北熊本に着く前に、運転士は運賃箱にカバーを掛けてしまった。ワンマン運転なので、乗り継ぎの際に運賃の支払いはどうするのか?、と勝手に悩み運賃を払わず列車を降りた。
他の乗客についていくと、隣のホームに御代志行きの電車がやって来た。こちらは元都営地下鉄の大型車両である。

藤崎宮前行きと交換後、列車は走り出した。流石に20メートル級の大型車両二両だけあって、車内は余裕たっぷり。この余裕により日中のマイ自転車持ち込み可という、破格なサービスが実施できるのだ。

途中三ッ石駅では運転手が室内灯を点灯させる。一両目の先だけ高架にホームがかかっており、真っ暗になってしまうのだ。出発後どうするのかと見ていたら、ご丁寧にまた室内灯を消した。その様子に岐阜の未来工業という会社を思い出した。
その次の黒石駅では反対側列車と交換。終点まで一閉塞だと思っていたのに意外。

終点御代志。行き先には廃線区間を遮る様に車止めがあるが、その横はコンビニ。旅情もへったぐれもない所だ。
先ほど迷った運賃の支払い方はすぐに分かった。整理番号は通しになっており、上熊本からの整理券を持っていれば、ここでまとめて払えばいいのだ。上熊本~御代志間360円、藤崎宮前~御代志間320円、地方のローカル私鉄としては良心的な運賃だと思う。地元のミューなんとかという、一応大手私鉄を名乗る鉄道会社も見習って欲しいトコである。

ホームは島式ホームの片面使用で、もう一方はバス停になっていて乗換えが出来る様になっている。が、バリアフリー性は皆無なので、バスに乗る為には結局一旦ホームから地面に降りなければならないという、意味の無いつくり。

発車まで元東京都交通局の6000系を見回してみるが、無骨だと思っていた顔付きも、屋根上のベンチレーターから先頭部にかけてのラインを見てみると、横顔はなかなかクールだと思った。

帰りはそのまま藤崎宮前まで行く事にする。
御代志から二つ目にあるのは、熊本電鉄では一番新しい電波高専前駅。校内ではまだ桜が綺麗に咲いていた。
しかし高専生は免許を取得すると、車やバイクで通学し始めるんではなかろうか。この高専の中にもかなり広い駐車場があり、乗ってきた高専生は女の子二人だけであった。

黒髪町を過ぎると、ようやく待望のポイントである。
踏切を目の前にし、スピードを落とす電車。目の前を見ると、道路が寄り添って来る。その道路には大勢の高校生が歩いている。併用軌道なのでガードレールなど仕切りはなく、その横をゆっくりと進んでいく。

終点藤崎宮前は立派な駅ビルである。駅ビルというかパチンコ屋の軒先を借りているという感じである。
先ほどの併用軌道区間へ歩いて戻ってみる。思ったより遠く1キロ弱ほど、それも真っ直ぐな道がないから、細い裏路地の角を何度も曲がりながら進む。

藤崎宮前~黒髪町

高校生がやたらと多いのは、高校が沿線にあるというか敷地を跨いでいるからであった。それも今日は入学式、親子連れの新入生もいた。
こんな所でカメラを振り回したら、警察のご厄介になってしまいそうな昨今の情勢もあるので、しばらく大人しくしていた。それに風邪をこじらせ、気分がすぐれなかった。

熊本電鉄5000系

しかしあの大きな20メートル級の電車が、こんな狭っくるしい所を走るのは圧巻。元東京都営の6000系は無骨だから余計にだ。
たまに軌道の上に車を止める人がいる。何をするかと思えば、軌道横の酒屋でジュースを買ったり、手紙を出したりするのだ。電車が来たら、ぶつかりやしないかとヒヤヒヤする。

線路は綺麗なS字カーブを描いて、民家の軒先をなぞる様に走っている。それはレールと車輪の摩擦も大きいという事で、凄くけたたましい金属音を発てる。朝6時から20時ぐらいまで、毎時4~8本通り過ぎる訳だから、沿線住民としたらとんでもないことだろう。

よく見ると、沿線にある民家の壁には「LRT化反対!」と揃って掲げてある。何故反対なのだろうか?、良く分からない。
こういう時に反対運動を起こすのは沿線住民でなく、恩恵の受けられない他所の地域住民で、余計な事に税金を使うなとケチをつけるのが一般的である。

反対の理由を考えてみるが、LRT化されれば本数が増えてやかましくなるから?。今の大型車両からLRTになれば、本数は増えてもかなり静かになるはずである。
恩恵を受けられる沿線住民が反対とは、何か深くて黒い問題があるのではないかと勘ぐってしまう。そもそもLRT化は沿線住民の願いというよりも、熊本電鉄という一企業の願いで動いている訳で、その辺のチグハグさもあるのではないかと思ってしまった。

17時を過ぎると高校生の姿も見なくなった。電車の数も一時間二本から四本になるので都合もいい。日没までのあと約1時間が勝負だ。
高校の門前でカメラを取り出すと、目の前に二人組みの男たちがやって来た。カメラを持っているから同業者か?
なんと外人の鉄道マニアであった。「Hello」と声を掛けてきたので、こちらも「こんにちわ」と声を掛けた。ここは日本であるから、これでいいのだ。

電鈴式踏切

ここにはもう一つ見所があって、昔ながらの電鈴式踏切があるのだ。カラン、カランと鳴り出すが、次第にタイミングがずれるリズム音痴なヤツ。十年程前までには、名鉄豊川線沿線にもよく設置されていた。そこで生まれ育った身としては、懐かしい音だった。

暗くなったので、藤崎宮前駅に戻る。一日乗車券があるので、約600m先にある市電の水道町まで歩けば大概の場所へ行ける。
しかしまた無骨な6000系に乗り込み、北熊本を目指した。そこからまた雨ガエルに乗り継ぎ上熊本へと戻った。運賃は220円だった。

JRの上熊本駅も熊本駅と同じ様に、二年後の新幹線開業の為に工事中であった。
ベンチでのどアメをなめていると、目の前にネコが現れた。ノラのくせに行儀良くおすそ分けを待っている。アメが欲しいか、でも食えないよね、と暫くネコをからかっていると、アメの入った袋をベンチ下に落としてしまった。するとネコはアメに飛びついてきたが、こっちも必死で回収を始める。

暫くベンチ下にいたネコも何処かへ行ってしまった。よく見ると向こうのベンチで、スナック菓子を食べている人の前で同じ様におすそ分けを待っている。ゲンキンなヤツだなと思いながら、熊本行の電車を待っていた。

九州横断 

八幡浜を出航したフェリーは、無事九州別府に到着。しかし爆睡していて着岸には全く気がつかなかった。このフェリーの深夜便は到着後、5時まで仮眠が出来るのだ。

その5時前にアナウンスで叩き起こされて、眠いままフェリーから追い出される。でもフェリーターミナルの二階にも仮眠所がある事を調べておいた。そこで、もうちょっと寝よう。
しかし実際はそんな施設は無かった。二階への階段の途中にある看板に、何かを覆い隠す様に白い紙が張ってあり、何らかの理由で使用中止になったのだろうか。

さぁどうしよう。別府駅行きのバスは6時30分頃までない。
最寄の別府大学駅までは歩いて1.8キロほど、日豊本線の始発が6時3分だから十分間に合う。でも大分で乗り継ぐ豊肥本線の接続を考えると、そんなに早く先走ってもしょうがないのだ。

朝焼け

時間が余っているので、別府駅まで歩くことにした。距離にして2.5キロ、けっこう遠い。
道中500mぐらい行った所にマクドナルドがあり、幸いな事に24時間営業店であった。が、入ろうとしたら、ガラの悪い連中が入り口で通せんぼをしてくれるものだから入店を諦めた。

駅前高等温泉

トキハの角を右に曲がると、クラシカルな佇まいの建物が目に付く。ここが駅前高等温泉、別府でも唯一24時間温泉が入れる場所なのだ。ここで一時間ほど休憩しようと思う。願わくば仮眠が出来ればいいのだが。

300円を払うと、おばさんから桶とタオル、ロッカーの鍵を渡される。トイレは二階、そこへ行く途中に休憩所をちらりと見てみると、就寝中の人がいるのが見えて慌てて扉を閉めた。夜中から早朝にかけては休憩所が宿泊場になっているのだ。

この真下にも湯船がもう一つある

ここで眠ることは出来なさそうなので、風呂の中でウダウダと一時間近く過ごす。とはいっても、洗い場も2人分しかなく(しかも椅子がない)、5人ぐらい入れる湯船が二つだけの狭い浴場。なかなか時間を潰すのもタイヘンであった。

4631M@別府
[4631M]別府825→大分838
815系×2

九州に入って、始めて乗った列車は混んでいた。
豊後水道が左手に見える。この辺りは別府大分マラソンのテレビ中継で、鉄道が一緒に映る場所だからよく覚えている。

大分に着くとパン二つと紅茶を買い、足早に6-7番線ホームに向かうと、既に長蛇の列が出来ていた。そこへ真っ黄色のキハ125が入線して来るではないか。こいつは小型のレールバス、ここに並んでいる人達を全て収容できる車両じゃない。

2422D@大分
[2422D]大分910→宮地1130
キハ220-200×1

しかしその隣へキハ200がやって来た。こいつは一両とはいえ、れっきとした20m級の大型車両。ほっと腕をなぜ下ろすが座れず。発車まで隣のホームに止まっていた、湯布院に向かう二両編成の列車を恨めしく見ていた。

交換

運転席の横で立ちながらパンを頬張り、被りつきに徹する事にする。この辺りの立席スペースにも、小さなテーブルがあったり、そこにつかみ棒があったり、ドーンデザインなだけに色々と小技が利いている。
前から線路を見てみると、流石に勾配とカーブがキツイ。草で覆い茂った線路脇には、25という勾配表がやたらと飛び出してくる。

2422D@豊後竹田

そんな列車も豊後竹田で小休憩。乗客もどっと降りて、車内にも余裕が出てきた。
さあ、これから阿蘇山の外輪山を超え、カルデラの中へ入っていく訳であるが、トイレに入っているうちに、サミットを超えて熊本県に入ってしまった。
車窓から阿蘇山系の山々が右から左へと目まぐるしく移動すると、終点宮地。

朽ちたターンテーブル

列車を降りると、朽ち果てたターンテーブルが目に付いた。まだあそBOYの運転終了から二年しか経っていないのに・・・

434D@宮地
[434D]宮地1215→肥後大津1305
キハ47×2

やっと国鉄型車両にめぐり合った。九州まで乗り継いで、たったの二回である。本当に少なくなったと思う。

高原を抜け外輪山が迫ってくると、ついに立野のZ型スイッチバック。最初の突き当たりで停車すると、運転手が足早に反対側の運転席へと走っていった。
時刻表を見ると、立野駅には一時間に一本きっちり列車がある。この区間の運行は大変な事だろう。木次線や肥薩線にも同じ様なZ型スイッチバックがあるが、ほんの僅かな本数しかない。

1454M@熊本
[1454M]肥後大津1307→熊本1347
813系×2

ここから電化区間、わざわざ乗り換えなければならない。車内は家族づれの行楽客が多い。

このままの勢いなら、鉄路の果てまででもいけそうだが、ここ熊本でやめとする。二日に及ぶ乗り継ぎで、疲れがどっと出た。

15時のチェックイン開始と同時に市電河原町近くのホテルへ飛び込む。丁度到着すると、フロントのシャッターが開いている最中で、ちょっと嫌らしかったかも。しかし本日最初の客という事で、丁寧にもてなされたのであった。

二時間ほど休憩した後、中心街へと行ってみるが、なかなか賑やかなのでビックリする。
アーケイドの商店に出たり入ったりしながら、油ギトギトで豚骨の匂いがキツイ、ラーメンを食べて戻った。ここは熊本ではなく玉名系ラーメンの店とお品書きには書かれていた

熊本市交通局9700形

かっこいいねえ。今回一回も乗れなかったけど。
豊鉄もコイツが来るはずだったのに、アルナ製の純国産車に変更されてしまった。昨日見た、松山のダックスフンドよりゃマシだけどさ。

影の九州連絡線 

牛丼マニアには有名な中野屋へ寄ろうと思ったが、閉まっていた。
仕方なく駅構内のうどん屋でじゃこ天うどんを食べる。ここも地域限定で有名なお店だ。ノブナガという名古屋のローカル番組で、ペナルティのワッキーが何度も訪れた場所だ。
でも、ここのじゃこ天は美味いが、うどんはイマイチ・・・

さぁ、移動を始めるか。本日最後の乗り継ぎである。

4743D@松山
[4743D]松山2055→八幡浜2242
キハ32×1

いわゆるレールバスである。
しかしこんなオンボロは三セク鉄道にも数少なくなった。元々丈夫な構造ではないので、10年ぐらいで使い捨てという車両なのに、ここでは大事に使われているというか、JR四国にはおカネがないんだね。

この列車は特急が走る内子線経由でなく、遠回りの予讃線を走る。駅の表示や車内のアナウンスには「長浜経由」とあるが、長浜というと滋賀の方を想像してしまい、余所者にはあまりピンとこない。
発車時には、長いロングシートが全て埋まるぐらいの乗客がいたのに、その長浜で自分を含めて二人となり、あとの一人も数駅先で降りてしまった。

4743Dの車内

もう列車の乗客は自分だけ。今まで色々なローカル線に乗ってきたが、たった一人というのは初めての経験。
心細くなって運転士の横に座ってみるが、運転士はたった一人の乗客の為に黙々と運転を続けている。コチラは正体不明、行先不明の不審者と思われそうな客なだけに、とても居辛い雰囲気だ。

窓から外を眺めても真っ暗で、更に心細くなってくる。海が見えるはずだが、何も見えない。ようやく伊予大洲でおじさんが一人乗り込んできたが、次の駅でさっさと降りてしまった。結局終点八幡浜で降りたのは自分ひとり。

八幡浜駅

駅員がたった一人だけの乗客を睨んでいるので、慌てて改札に向かう。駅のホームには「別府方面連絡」という看板がある。こんな所までやって来て、「実は連絡してませんでした」では泣けてくる。この看板を見ただけで安堵した。
もう駅は営業終了という雰囲気であるが、まだこの後二本ほど宇和島行きの特急があるのだ。

駅を出ると携帯を取り出した。真っ暗な上に初めての町なので、迷わない様にナビ機能の手を借りる。八幡浜フェリーターミナルを検索すると、ここから約2キロと表示された。

八幡浜の町はタクシーの数はやたらと多いが、あまり景気の良さそうな感じはしなかった。繁盛しているのはコンビニだけであったが、なぜか同郷のチェーン、サークルKであった。

携帯がピーと鳴り電源が落ちた。先ほどまで目盛りは二つ分あったのに、ナビ機能は電池を非常に食う様だ。でももう真っ直ぐ行けばいいのだ。しかし次第に街路灯がなくなり、行く先は真っ暗になっていく。

ゆっくり歩いていったので、港まで40分近くかかった。左手の真っ暗な中にフェリーターミナルというネオンが遠目に見える。ああ、まだあそこまで歩かないといけないのか。

八幡浜フェリーターミナル

ターミナルに入るが、臼杵行の窓口しか開いてないので待つ。自動発券機もあったが、この時間は使えない様だ。

30分前になっても放送が無いので、勝手に入船する。それから15分ぐらい経ってドカドカ他の乗客がやって来たので、どうやらフライングだったらしい。入船時に乗務員が怪訝な顔をしたのはそのせいか。

あかつき2

これから別府まで、2時間40分の船旅。

一時の旅らしい行動 

ご覧の通り、ここまでずっと乗り通しの旅。これでは旅というか単なる移動ではないか。しかも食事をする暇さえなく、朝から何も食べていない。やっとこ今治の7分停車でコンビニに飛び込み、にぎり飯にありつけるという情けなさ。

しかしようやく松山で三時間ほど余裕が出来た。一区間だけ特急を使った賜物である。というと、これからの行先は道後温泉しか考えられない訳で、市内電車に飛び乗った。

松山駅前

なんだか胴長なヘンテコな市電が走って来た。これは初見だ。
アルナ工機製の低床電車であるが、車内もヘンテコだ。台車上にある運転席だけやたらと高い場所にあり、乗客も二人ほどその背後に座れる様になっている。

十字クロス
大手町付近で鉄道線と交わる。今日の夕日は綺麗だ。

道後温泉駅
20分ほどで道後温泉駅に到着。

道後温泉

駅前をまっすぐ進み、左手に曲がる。徒歩5分ぐらいで道後温泉本館に到着。

ここの料金体系は四種類あるが、あと二時間ほどで松山を出る忙しい移動中なので、入浴のみの400円を払う。
階下にある「神の湯」には湯船が二つあり、どちらも入ってみたが全く同じであった。

たった一時間半ほどで温泉を出る。お土産屋が並ぶアーケードでは、浴衣姿でのんびりくつろぐ温泉客が沢山いる。そういう人たちを横目に見ながら、足早に駅へと向かう。ああ、なぜこんなに余裕のない旅しか出来ないのだろうか・・・と、また情けなく思う。

伊予鉄モハ5形0
帰りは従来型の車両であった。

へそ曲がりルート~四国入り 

3151M@坂出
[3151M]岡山1244→坂出1323
223系5000×6両

瀬戸大橋は何度渡ってもワクワクする。しかし天気が悪くて、海面と空の境目が分からない。

坂出に着いたので、まず食糧補給。朝から何も食べてないのだ。四国といったら、うどんしか考えられない。しかしホームの立ち食いうどん店は、閉店しているではないか・・・唖然としていると、反対側ホームではカメラを持った方々が並び始めた。

255D@坂出
[255D]坂出1330→多度津1347
キハ58+65

なんだと思っていると、キハ58・65が轟音を立ててやって来た。それも国鉄色である。四国に国鉄色のキハ58・65が復活したとは聞いていたが、まさかそれに乗れるとは思わなかった。
キハ58は以前紀勢線や関西線でよく乗ったので(それも18きっぷの旅が多かった)、65の方に乗ってみる。車内はリニューアルされて昔の面影は薄れている上に、かなりくたびれていた。

しかしそれも17分ほど。ずっと乗っていたかったら、時刻表とにらめっこして行先を約90度ほど変える事も考えたが、ここでさよなら。

[13M]L特急しおかぜ13号 多度津1415→観音寺1430
8000系×8両

特急を一区間だけ使う。
高校生が結構乗っている。それだけ普通列車が使えないという事なのか。現に自分も乗せられている。

600円の時刻表@交通新聞社で見ると、1127Mに接続しそうな段組で書かれて、この特急を使わずとも西へ進めそうだ。しかしよく見れば接続しない。この時刻表は特急優先な段組な為か、そんな間際らしい表記を所々で見つける。

ちょうど乗っていたのは台車の上辺り。振り子電車でこの辺りに乗ると、まるでバイクに乗っている様な加重移動が味わえて楽しかった。

4133M@多喜浜
[4133M]観音寺1439→伊予西条1542
7000系×1両(JR20周年ヘッドマークがついている)

ついに恐れていた単コロ電車と出会ってしまった。しかもワンマンである。しかし程よい乗車率で、全区間に渡って窮屈な思いは一度もしなかった。

見かけによらず暴力的な加速をする、この7000系。回復運転時にはスリルが味わえる。

543M@壬生川
[543M]伊予西条1546→松山1742
7000系×2両

反対側のホームに止まっていたのは、二両編成。今度はちゃんと車掌が乗車している、まともな列車だ。
クロスには座れなかったが、ロングならゆったり座れて、海が見えれば右側、被りつきがしたければ前側、とあちこちを移動して楽しんだ。

予讃線の線路脇には菜の花が沢山咲いていて、まるで黄色いじゅうたんの上を走っているようだ。しかも駅の多くには桜が咲いていて、なかなか良い光景だ。

JR四国は車両の更新が恐ろしく早くて、国鉄時代の面影があっという間になくなってしまったが、駅舎やホーム、そこにあるシーナリーなどはまだ国鉄を感じさせる懐かしさが数多く残っている。
またこの季節に四国に来たい。各駅を回ってそれらを記録したいと思う。

18客満載 

とりあえず、西に向かって移動中。

5701F@豊橋
[5701F]豊橋601→米原811(820)
313系×6両

有り難い米原直通快速。
平日はこの列車は大垣止まりのため、上郡以遠の到着が一時間ほど遅くなってしまうのだ。

有り難いと思っているのは自分だけではないらしく、この列車は非常に混んでいる。そういえば今日は18きっぷが使える最後の休日。混んでいるはずだ。車内をみわたすと年配の客が多い。

岡崎駅?でチキ牽引のEF64-35とすれ違う。ああこれが今噂の工臨だろうか。

名古屋で結局大垣辺りから積み残しが始まり、米原へは9分遅れで到着。

[3217M]米原821→野洲846
223系×8両

6両→8両といっても、とても収まり切る乗客の数ではなく。
ずっと立席では辛いので、野洲始発の後続列車に乗換える。同じ策を採る人がいるかと思えば、ほとんどいなかった。

3429M@野洲
[3429M]野洲901→相生1126(1127)223系×8両

乗換える前の列車に急病人が出て緊急停車したらしく、こちらも草津で5分以上待たされる。同じ日にその列車に乗り合わせた方のプログがあったので見てみると、車内が混んでいてトイレに行けなかった乗客がドアを開けてしまい、緊急停車させてしまったとか。

1315M@岡山
[1315M]相生1126(1128)→岡山1230
115系×4両

遅れを挽回し無事相生で接続するも、やはりこの区間は混む。クハの車端側に飛び込んだら、そこにはあるはずのシートが無かった。(西のリニューアル編成は、この部分のシートが撤去されているんだよね)

桜満開 

ポケモン@諏訪町


佐奈川の桜が満開。
ちょうどポケモンラッピングの列車と出会った。

しかしココ、向かって右側の線路端にある桜の開花が遅れるんだよね。品種が違うみたいだけど、なかなか難しい・・・

野田城の桜開花 

313系@野田城

定番の桜バックを行く、313系1700番台。

去年もここでカメラを構え、「来年ここでは、もう115系は走っていないな」と思い、プログにもそう書き込んだ。そして実際春を待たずとして消えた。

373系@野田城

次にやって来たのは373系の伊那路。
この後に119の普通がやって来て、そして一昨年まではトロッコが来たのだ。それを撮る為にとんでもない人垣がここには出来たが、今年集まったのはたったの五人ほど。せっかく桜が咲いたのに役者が足りない。なんだか寂しい思いだ。

しかし313系や373系も桜と合う様な気がする。桜と車両、どちらも淡い色彩だからだろうか。